牛乳は、低脂肪乳のほうが良い?
「牛乳は、低脂肪乳にしている」という人がけっこう多く、その理由として「牛乳で余計な脂肪をとりたくない」とか「低脂肪乳のほうが体にいいんでしょ」等々。

体にいいかどうかはともかく、低脂肪乳のほうが乳脂肪分が少ないのは確か。半分以下です。というと「エネルギー(=カロリー)も半分以下」と思うかもしれませんが、乳脂肪分が半分以下であってもエネルギーは7割くらいはあります。

理由は、エネルギーとなる栄養素は脂肪だけではないからです。ご存じのように、栄養素のうちエネルギーになるのは炭水化物、脂質、タンパク質の3つなので、乳脂肪だけが半分以下になっても、全体のエネルギーが半分以下にはなり得ないのです。

ちなみに市販品の乳脂肪分は、普通牛乳3.5~3.8%くらい。低脂肪乳は1.0~1.5%くらいです。さてその低脂肪乳、エネルギーが普通牛乳の7割くらいということは、「その差3割」です。味はもちろん普通牛乳のほうがコクがあっておいしいと思うので、つまるところは「3割の差」を重視するか、「味」を重視するかで選ぶことになりましょう。

一般的に、飲み物としてなら「お好きにどうぞ!」で、料理(シチューやプリン作りに)には絶対に普通牛乳でないと。レシピが普通牛乳を想定して作ってあるのと、実際、おいしくないからです。

ところで、一口に低脂肪乳といってもいろいろあって、大きくは次の3種類。
①部分脱脂乳(低脂肪牛乳)生乳から乳脂肪だけを減らしたもの。
②加工乳、生乳を加工して作ったもの。脱脂粉乳などを加えて成分を調整しているので、タンパク質やカルシウムは普通牛乳より多め。
③乳飲料、加工乳ではあるが、乳製品以外のものを添加している。
たとえミネラル(カルシウムや鉄など)、ビタミンであっても乳製品以外のものを添加すると表示は「種類別名称乳飲料」となる。

この3種類のうちでは、部分脱脂乳が一番自然な味と思うのですが、いかがでしょうか。ただカルシウム量は、脱脂粉乳を加えた加工乳などは2割近く多くなっています。