おやつ・デザートの安全な食べ方
果物の安全な食べ方
主食の安全な食べ方
おかずの安全な食べ方
野菜の安全な食べ方
調味料の安全な食べ方
飲料の安全な飲み方
食品まわりの安全な飲み方

おやつ・デザートの安全な食べ方

おやつ・デザートの安全な食べ方ポテトチップス
国内産じゃがいも100パーセントものをじっと目をこらして原材料名の表示を確かめなくても、案外簡単によいものが選べるのがポテトチップ。それだけ、品質に違いがあるということ。
では、選び方のコツを。

①オーソドックスな味うけのものを選びます。塩味やのり塩といった定番のものは、添加物も少ないのです。最近では、コンソメ、梅、チリソース、バーベキューなど、さまざまな種類のポテトチップが出ています。でも、こった味つけになるほど、調味料、香料、甘味料なども多くなりがち。質のよくない植物油を使っている場合も。

②国内産じゃがいも100パーセントのポテトチップを選びます。
ポテトチップの原料は輸入じゃがいもということが多く、ポストハーベスト農薬や、遺伝子組み換えじゃがいもの不安があります。できれば避けたい。

さて、安心な食べ方ですが、いったん袋を開けたら、一気にぜんぶ食べてしまう。これはいけません。ポテトチップはほかのスナック菓子に比べて、それほど塩分が多いわけではありませんが、問題は、ついたくさん食べすぎてしまうこと。けっきょく、塩分をとりすぎてしまうことに。

脂肪分にも注意。植物油のなかでも、動物性脂肪と同じ性質を持つパーム油ややし油を使ったものが多い。食べすぎは、コンステロールを増やします。
また、賞味期限が切れたものは、食べないこと。油が酸化しやすいためです。

ポテトチップスは筒入りのものと、アルミ製の袋や箱に入ったものがある。筒入りのものはジャガイモの粉(ポテトフレーク)を原料とした成型ポテトチップス、袋や箱入りはジャガイモを薄くスライスしてパーム油などで揚げたものである。

主要原材料のジャガイモからみると、国内メーカーの袋入りは国産ジャガイモ。筒入りは輸入ジャガイモの粉が多い。

遺伝子組み換えジャガイモが心配なら、断然、袋入りのほうだが、カロリーは袋入りのほうが高いから、食べ過ぎないことだ。
塩分も商品によってかなり違うので、表示をしっかり見ることが必要だ。

とくに気をつけなければいけないのは、「うすしお味」いう表記。これは塩分が低いという意味ではない。ただの商品名のようなものである。実際、「うすしお味」と表記してあるポテトチップスの食塩相当量は、0.9ミリグラムで、ヨンソメ味」の0.8ミリグラムより多くなっているのだ。
ただ、塩分に気をつけたとしても、ポテトチップスは、小さな子には食べさせたくないものだ。

スウェーデン国立食品局とストックホルム大学の動物実験で発がん性が確認されたアクリルアミドが、ポテトチップスには、大量に含まれているからだ。
とくにスウェーデン国内ではファストフード店のフライドポテトに含まれるアクリルアミド濃度は、WHO(世界保健機関)が飲料水の許容範囲としている濃度の約100倍だと発表されている。


ポテトチップスしお・のりしお味
「ポテトチップは体に良くない」と思っている人が多いでしょう。
それは、塩分か多く、また脂肪やカロリーも多いからです。塩分の観点から1袋60g入りで食塩相当量0.6gです。

食塩は、ご存知のように体にとって不可欠な成分ですが、とりすぎると、高血圧の原囚になります。また、胃の粘膜を保護している粘液を溶かしてしまうので、多くとると、胃が荒れてしまいます。

次にカロリーですが、1g当たりについてはいずれの製品も5kcal前後です。通常ポテトチップスを食べはじめると止まらなくなって(それがポテトチップスの魔性的なところ)、1袋、または1本を1口で食べてしまうことが多いでしょう。


どれも揚げ油を使っているので、脂肪が酸化してできる過酸化脂質がふくまれています。これは有害性があり、多くふくまれると、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。とくに油に敏感な人は、注意してください。

また、調味料(アミノ酸等)は、グルタミン酸をメインにしたもので、一度に多くとると、人によって、顔や肩、腕などに灼熱感を覚えたり、動悸を感じることがあるので、この点も注意してください。さらに、ほかに乳化剤が使われていますが、具体名がわからないので不安要素になっています。

ポテトチップスコンソメ味
ポテトチップスの色々な味は、味付けのためにいろいろなエキスパウダーが使われていて、さらに添加物も多く使われています。
エキスパウダーは、肉や野菜などを水で煮立ててエキス分を濃縮し、さらに水分を蒸発させて乾燥させたものです。数多くの種類がありますが、いずれも食品に分類されています。

よく使われている甘味料のステビアは、南米原産のステビアの葉から抽出された甘味成分です。EU(欧州連合)では、ステビアが体内で代謝されてできる物質(ステビオール)が動物のオスの精巣に悪影響をもたらすという理由で、長らく使用を認めていませんでしたが、摂取量を条件付きで、2011年12月から使用を認めました。あまり食べすぎないようにしてください。

甘味料のカンゾウは、甘草の根から抽出された甘味成分で、漢方薬にも広く使われているので、問題はありません。

その他にも合成甘味料のスクラロースが使われているものもあります。これは、有機塩素化合物の一種であり、体内で分解・消化されることがなく、血液に乗ってグルグル巡り、腎臓に達します。動物実験の結果によると、免疫力を低下させる心配があり、また脳にも入ることがわかっています。こうした化学合成物質は、普段からできるだけとらないようにしか方がいいでしょう。

カラメル色素が使われているものもあります。カラメルー、H、m 、Ⅳの4種類ありますが、カラメルm とⅣには、発がん性のある4-メチルイミダゾールがふくまれています。ただし、カラメルーとHはそれほど問題はないので、すべてが危険とはいえません。しかし、m とⅣが使われている可能性があるので、できるだけとらない方が賢明です。


スナック菓子
スナック菓子は、ポテトチップスと並んで子どもたちが大好きなお菓子です。それは、Lーグルタミン酸をメインとした調味料(アミノ酸等) が添加されているので、それが舌を刺激し、その味が脳にインプットされるからでしょう。

一度インプットされれば、また「食べたい」ということになります。ただし、L‐グルタミン酸の場合、一度に大量にとると、人によっては、顔や肩、腕などに灼熱感を感じたり、動悸を覚えることもあるので、食べすぎには注意が必要です。

カゼインが含まれている場合は、牛乳にふくまれるたんぱく質のカゼインとナトリウムを結合させたもので、糊料として使われています。動物に一定量を投与すると、中毒を起こしますが、添加物として微量使われている分には、問題はないでしょう。
安全性の疑わしい合成甘味料のスクラロースが使われているものも、食べない方がいいでしょう。

おそらく油で揚げてあるのもの多いので、油が酸化して有害な過酸化脂質ができている、胃がもたれるということも考えられます。
酸化防止剤のビタミンE を使って酸化を防いでいますが、十分ではないので、どうしても過酸化脂質ができてしまうのでしょう。カラメル色素が使われているものは、4種類のカラメル色素のうち、どれなのか表示されていないので、不安が残ります。


チョコレート
一番の安心はホワイトチョコ
大人っぽい味のブラックチョコレートは、カカオの中でも苦みの強い部分を使うので、砂糖の量が多くなっています。
そこで、最近、シュガーレスチョコレートが人気です。

しかし、このタイプのチョコレートは、砂糖は使っていなくても、新甘味料のラクチトールやポリデキストロースが使われているほか、添加物もいろいろ。
それに新甘味料は、たくさんとると下痢を起こす不安も。
甘味料の「ステビア」も不安な添加物。純度の低いものだと、発ガン性や妊娠障害の不安が指摘されています。

それに、シュガレスなので、エネルギーも低いと考えている人が多いのですが、実はブラックチョコとあまり変わりありません。
では、チョコレートの中でもっとも安心なのは、答えはホワイトチョコレート。
添加物が少ないだけでなく、糖分も少ない。「これは意外」と思う人も多いかもしれません。

確かに、ホワイトチョコレートは甘そうな印象が強い。なかには、わざわざ着色して白くしていると思っている人もいます。白い色は、カカオマスの中に含まれる乳白色のココアバターだけを使っているせい。この部分には苦みがないので、砂糖をたくさん入れる必要がありません。だから、ホワイトチョコは糖分が少なくてすむのです。

チョコレートを選ぶとき、ストロベリーチョコのように、チョコにほかのものを混ぜたチョコよりも、ただの板チョコのほうが安心。とくに、子ども向けの安くて小さいキャラクターもののチョコ菓子は、残念ながら、かなり添加物が使われています。
そもそも、乳幼児には、興奮物質を含むチョコレートは向きません。育ち盛りの子どもは、チョコレート菓子を習慣にしないこと。

ミートホープの牛肉ミンチ偽装に続いて、今度は北海道の土産として有名な「白い恋人」(石屋製菓)の賞味期限偽装も起こった。
偽装は二年前から行なわれていたというが、「白い恋人」に限らず、チョコレートで本当に怖いのは、原料のカカオ豆の汚染である。
原料のカカオ豆はガーナ、エクアドル、ペルーなどから輸入しているが、2006年にエクアドルから輸入されたカカオ豆から、軒並み基準値を超えて検出、廃棄、積み戻し処分となっている。

ベトナム戦争で米軍によって大量に散布された枯葉剤のことである。猛毒のダイオキシン成分を含有、「ベトちゃんドクちゃん」のような多くの奇形児を生み出したのである。日本でも全国の山林に下草の除草剤として大量に散布されたことはあまり知られていない。エクアドルのカカオ畑で散布されている「2,4-D」が、カカオ豆に残留したわけだが、輸入していたのは大手商社ばかりである。日本の食の安全性など二の次なのだろう。

チョコレートやココアなど子どもが大好きなお菓子である。「白い恋人」の賞味期限偽装は許されるものではないが、○に汚染されたカカオ豆を長年輸入し続けている大手商社の社会的責任は、「白い恋人」以上に大きい。もっとも、ある菓子メーカーの社員は「原料の汚染なんか心配することはないよ。ほとんどカカオ豆なんか入っていないんだから」という。

ここがポイント!商品の選び方
カカオマスとは、カカオを煎って皮と胚芽を取り除き、胚乳の部分を砕いてすりつぶしたものです。ココアバターは、カカオにふくまれる脂肪です。いずれもチョコレートの主原料になります。

チョコレートの原材料はシンプルなものや、複雑なものに分かれています。シンプルだと添加物はレシチンと香料のみです。
レシチンは、豆から抽出された脂質の一種で、乳化剤として使われています。乳化剤とは、水と油など混じりにくい液体を混じりやすくするものです。レシチンは、その由来から安全性に問題はありません。

香料は一括名(用途を表わす用途名とほぼ同じ)しか表示されていないので、何が使われているのかわかりませんが、穏やかな香りなので、カカオなどから抽出された成分だと考えられます。

安全性に問題のあるアスパルテームとスクラロースを使っているものはオススメできません。


チョコレート単体だけでなく、中にクリームやムースが入っているものも注意が必要。
それを製造するために添加物がいくつも使われています。トレハロースは、天然添加物の一種で、麦芽糖を酵素で処理するか、酵母などから抽出したものを酵素処理して得られます。ぶどう糖が2つ結合した二糖類で、きのこやエビなどにもふくまれているので、安全性に問題はありません。甘味を出すとともに、乾燥を防ぐ働きがあります。この製品の場合、カラメル色素が使われているのが、気になるところです。



アイスクリーム
高価なものほど安心
質のよいものを見分けるのは簡単。高価なものほど安心度が高いのです。プレミアム、スーパープレミアムと高級化が進んでいますが、スーパープレミアム級になると、乳化剤も添加物は使わず卵黄だけ。

安定剤も使っていないなど、ほとんど天然の原料です。でも、いくら高級といっても、糖分と脂肪分は多い。冷たいと舌が甘味を感じにくくなるため、砂糖をかなり使っています。

だから、アイスクリームは、食後のデザートとして少し食べる。これがポイントです。そして食べすぎないこと。なお、アイスクリームではありませんが、シャーベットは、着色料に要注意。「赤色106号」「青色1号」などの数字のついた着色料は、不安が大きい「タール系色素」。こういう着色料を使っていたら、選ばないことです。

北海道の銘菓「白い恋人」(石屋製菓)の賞味期限偽装で、同社のアイスクリームも大腸菌群に汚染されていることも明らかになった。同じ北海道の名門企業・雪印乳業の食中毒事件では、1万人を超える被害者の多さもさることながら、スノーブランドで知られる一流企業で売れ残った低脂肪牛乳(加工乳)を乳製肺に再利用していたことの驚きだった。

このことが今の「食の安全神話」崩壊につながったのである。
その後の捜査で雪印乳業の食中毒の原因は、加工乳や乳製陥に使う脱脂粉乳が大腸菌群に汚染されていたにもかかわらず、超高温殺菌するから問題ないと判断、使用したことにあったと判明した。アイスクリームに脱脂粉乳(原材料表示名では乳製品)が使われるのは、常識である。

石屋製菓のアイスクリームも例外ではない。雪印同様に脱脂粉乳が汚染されていた可能性が強い。賞味期限偽装の内部告発がなければ、汚染アイスクリームはいつまでも販売され続け、雪印乳業同様、大きな食中毒事件に発展した可能性がある。

食中毒の心配だけではない。アイスクリームには多くの添加物が使われているので、たとえば花粉症や化学物質過敏症(シックハウス症候群なども)など、アレルギー症の人などは症状を悪化させるので注意が必要だ。とくに、子ども向けの色のきれいなアイスには、黄色4号、青色1号、赤色102号といった、コールタールから作った合成色素が使われているので、表示をよく確認する必要がある。


ここがポイント!商品の選び方
添加物を使わずに、クリームや黄などで作っている商品を選びます。表示に注目しましょう。「アイスクリームを食べるとお腹をこわす」という人でも、気をつければ、そういうことはないようです。ただし、いくらアイスが安全でもウエハスではさんだ製品などは添加物が使われているので、注意してください。

一般的なカップアイスは、最もポピュラーといえるでしょう。安定剤とは、品質を一定に保ち、成分の均一な分散を助けるために使われる添加物です。と同時に、口当たりを良くし、なめらかさを持たせる働きもあります。セルロースは、一般飲食物添加物(一般に食品として利用されているものを添加物の目的で使用) の一種です。

海藻セルロース、サツマイモセルロース、トウモロコシセルロース、ナタデココなどがあります。どれを使っていても「セルロース」と表示されますが、いずれも安全性に問題はありません。また、アナトー色素は、ベニノキの種子から抽出された黄色、またはだいたい色の色素で、これまでの動物実験では、毒性は認められていません。

その他氷菓系の場合は、安定剤のペクチンは、りんごやサトウダイコンなどから抽出された粘性のある多糖類です。その由来や動物実験の結果から、安全性は高いと考えられます。スピルリナ青は、ユレモ科スピルリナの全藻から抽出されたものです。1% をふくむエサをラットに一か月間食べさせた実験では、毒性は認められませんでした。

紅花黄は、紅花の花から抽出された黄色い色素で、マウスやラットを使った実験では、毒性は認められていません。
その他、安定剤やカラメル色素のほか、スクラロースとアセスルファムKが使われているものはだめ。



キャンディ・あめ
合成着色料が入っていないものを
いわゆるキャンディ類は、砂糖や水飴が主原料です。
これを高温で煮詰めたのがドロップやあめ玉。
低温で煮詰めたのがキャラメルです。

どちらも、添加物に関しては安心なものがぐっと増えました。
色鮮やかなドロップでも、着色料の「タール系色素」はあまり使われなくなり、ほとんどが天然の、不安のない着色料に変わりました。

しかし、それでも数字のついた着色料、タール系色素が使われているものもあります。なかでも、「黄四」はアレルギーをまねく恐れがあるので、小さい子どもにはとくに注意したいもの。

しかし、このあたりをチェックすれば、あとは添加物の不安はほとんどありません。

甘味料のステビアが使われていても、キャンディの場合は純度のよいものが使われているので大丈夫。それに、もともとキャンディは口の中で溶かして食べるものです。
睡液には、少しの添加物の害は消す効果があるので、神経質になることもありません。

さて、安心な食べ方。
小さな子どもには、やはり着色されていないキャンディが一番。
たとえば、原材料が砂糖、水飴、香料だけというものも出回っています。
虫歯予防を考えるなら、歯につくキャラメルはちょっと考えもの。
ドロップやあめ玉をたまに食べさせる程度がよいでしょう。

ここがポイント!商品の選び方
最近、のど飴が流行していて数多くの製品が出ていますが、とくにオススメしたいのは、香料などの添加物をふくんでいないものです。なので人工的で剌激的なにおいがありません。味も自然なもので、のどをやさしくうるおしてくれます。これならば、お子さんにも安心してなめさせることがます。

ただし、あめはどうしても虫歯になりやすいので、なめすぎには十分注意してください。また、なめた後はなるべく歯磨きをさせるようにしましょう。

注意したい製品としてですが、合成甘味料のアスパルテームが使われているもの。イタリアの動物実験では、白血病やリンパ腫を起こすという結果が出ているので、できるだけ避けた方がいいでしょう。

そして気になるのは乳化剤が使われていて、皿(体名が表示されていないことです。乳化剤は、水と油など混じりにくい液体を混じりやすくするものですが、合成のものが9品目あって、安全性に問題のあるものもあります。
そしてカラメル色素が気になるところです。カラメルm 、またはカラメルⅣ が使われていた場合、それらには発がん性のあるメチルイミダゾールがふくまれているからです。ただし、カラメルーとカラメルHにはふくまれていません。


ビスケット・クッキー
針穴は安心のサイン
ビスケットというと、お菓子の中でも健康的なイメージが強いようです。
ただし、これは「ハードビスケット」に限ってのこと。
歯ごたえのある固いビスケットで、針穴の開いているのが特徴です。
この針穴は飾りではありません。

生地をよく練ってあるため、きめが細かく、焼いたときに中のガスが逃げにくい。
そこで、ガス抜きのために穴を開けてあるのです。
不安な添加物は少なく、糖分や脂肪も少ない。
子どもに食べさせるなら、このハードビスケットをおすすめ。

さて、ビスケットも、しっとリタイプの「ソフトビスケット」、クリームをサンドしたものや、チョコレートクッキーなど、種類はいろいろです。
こちらはハードビスケットに比べると、糖分や脂肪分が多い。添加物もかなり使われています。

ソフトビスケットを選ぶときは、「赤色106号」「黄四号」のように、合成着色料の表示があるものは避けます。「リン酸塩」を使ったものも避けること。

ここがポイント!商品の選び方
ビスケットやクッキーは、おやつのほか、軽食にもなるので、便利な菓子類です。ただし、ふっくらと焼き上げるために、通常膨張剤が使われています。膨張剤は、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニウムなど40品目以上もあって、もっともよく使われているのは炭酸水素ナトリウムです。

ただし、単独で使われるよりも、ほかの膨張剤と組み合わせて使われることが多くなっています。毒性の強いものはそれほど見当たりませんが、塩化アンモニウムの場合、ウサギに2g を口から与えたところ、10分後に死亡したとのことですから、毒性は強いといえます。

また、炭酸水素ナトリウムは、胃腸薬としても利用されていて、ふつうI回に3~5g服用します。ただ、潰瘍がある場合、穴が開く危険性があるといいます。加えて、炭酸水素ナトリウムを使ったビスケットやクッキーを食べると、口に違和感を覚えることがあります。その点、「ショートブレッドバター」は、膨張剤を使っていないので、自然なすっきりとした味に仕上がっていて、安心して食べることができます。

膨張剤や乳化剤などのほか、カラメル色素が使われている商品もあります。
クッキーに使われている乳化剤は、「大豆由来」とあるものは、大豆から抽出されたレシチンだと考えられます。カロテン色素は、植物にふくまれる黄、だいたい、赤を示す色素で、トマト色素、パプリカ色素(トウガラシ色素)、β- カロチンなどがあります。その由来から、安全性に問題はないと考えられます。
なお、トランス脂肪酸をふくむショートニングが使われている製品は、食べすぎに注意!

ガム
長く噛まないのがコツ
ほとんどのガムは、添加物がけっこう使われています。しかし、それほど心配することはありません。
くちゃくちゃと噛むのが身上ですから、唾液の解毒作用で、ちょっとぐらいの添加物なら対抗できます。

ただ一つ気になるのは、「軟化剤」。一括表示となっているため、具体的な添加物名がわかりません。製品によっては、不安のある「プロピレングリコール」を使っている可能性もなきにしもあらず。この添加物は、味がなくなってもさらに長いこと噛んでいると、溶けだす心配があります。
ガムを長く噛む習慣はやめたいもの。

なお、最近シュガーレスガムが増えていますが、不安があるといわれている甘味料の「アスパルテーム・LIフェニルアラニン化合物」が使われていたりします。また、砂糖は使っていなくても、カロリーはゼロでないことを忘れないように。
栄養成分を確かめてから、買いましょう。

また、新甘味料のキシリトールは、虫歯になりにくいといわれていますが、かといって虫歯予防の効果はありません。ほかで糖分をとれば同じということ。

チューインガムがなぜ「食品」に分類されるのかが、まったくわからない。
天然チクルを100%原料にしていれば別だが、そんなチューインガムは、40年ほど前に姿を消してしまった。代わって登場したのが、酢酸ビニル樹脂をベースにしたチューインガムだ。

酢酸ビニル樹脂は、酢酸ビニルモノマーを原料に一九一二年にドイツで開発された無色透明、水に溶けない、無味乾燥の樹脂。ガムベースとして食品添加物に指定されていて、口の中の温度で軟らかくなり、歯触り噛み心地がよいことから天然チクルの代わりに使われだした。

食品添加物なのだから安全性の試験を通っているから安全性は問題ないとメーカーは言うが、ラットに酢酸ビニル五%溶液を一ミリリットル注射したところ、高血圧、貧血、昏睡などの中毒症状が見られたという報告がある。
また、ガムの表面に光沢を与えるために、パラフィンワックスをガムベースに使ってもいいことになっている。

パラフィンワックスは原油を減圧蒸留して得られる潤滑油の部分を処理してつくられる。昔から家具などのワックスとしても利用されている。それが、食品添加物(既存添加物)に指定されているのだ。

この石油系ワックスは、チューインガムのほか、柑橘類にも多く使われる。輸入物のグレープフルーツ、オレンジ、レモンなどは収穫後に防腐剤や防カビ剤が噴霧されたりするが、それが輸送中に蒸発してなくならないようにワックスをかけるのである。

ここがポイント!商品の選び方
今売られているガムのほとんどには、合成甘味料のアスパルテームやアセスルファムKが使われています。「ガムをかむと虫歯になる」という消費者の心配をなくすために、糖類の使用を止めて、合成甘味料を使っているのです。製品を見回しても、いずれもこれらの甘味料が使われています。

しかし、アスパルテームについては、アメリカではずっと安全性論争が続いていて、危険性を指摘する報告も数多いのです。

アスパルテームは、アミノ酸のL-フェニルアラニンとアスパラギン酸、そして劇物のメチルアルコールを結合させて作ったものです。砂糖の180 ~220 倍の甘味があります。アメリカでは1981 年に使用が認められましたが、アスパルテームをとった人たちから、頭痛やめまい、不眠、視力・味覚障害などを起こしたという苦情が寄せられたといいます。体内で分解して、劇物のメチルアルコールができたためだと考えられています。

また、1990 年代後半には複数の研究者によって、アスパルテームが脳腫瘍を起こす可能性が指摘されました。
さらに、2005 年のイタリアの実験では、ラットにアスパルテームをふくむエサを与え続けたところ、白血病やリンパ腫の発生が認められました。しかも、人間が摂取している量に近い量でも異常が観察されました。したがって、できるだけ摂取しないようにしか方がいいのです。

なお、キシリトールは、虫歯を防ぐ甘味料ということでガムに使われていますが、もともとはイチゴやプラムなどにふくまれる甘味成分で、安全性に問題はありません。
また、パラチノースは、はちみつやサトウキビに少量ふくまれる廿味成分で、砂糖から作られていて、食品に分類されています。


プリン
たいていの子どもはなめらかで甘いプリンが大好きなのではないでしょうか。そのなめらかさは、本来卵と乳によって作り出されるものですが、市販の製品の多くは、ゲル化剤の増粘多糖類によって作り出されています。

カラメルソースは糖類と水を加熱したものです。原材料に「カラメル色素」の衣示がないものを選びましょう。一方、中にはリン酸塩の一種のメタリン酸、カラメル色素、さらに合成甘味料のアセスルファムKとスクラロースも使われています。カロリーを減らすためにこれらの甘味料を使っているのでしょうが、育ちざかりの子どもたちの体におよぼす影響が心配されます。

その他、増粘多糖類のほか、香料や乳化剤、酸味料などが使われています。
カロテン色素は、植物にふくまれる黄、だいたい、赤を示す色素の総称で、パプリカ色素(トウガラシ色素)、トマト色素、β‐ カロチンなどがあります。その由来から、安全性に問題はないと考えられます。V ・C は、ビタミンC のことで、問題はありません。



ヨーグルト(プレーン)
「ヨーグルトは体に良いので、毎日食べている」という人もいると思います。確かにプレーンヨーグルトは、たんぱく質やカルシウムが豊富で、お腹の調子も整えてくれるということで、優れた食品といえるでしょう。

とくにオススメしたいのが、生乳(牛からしばった乳) のみを原料として乳酸発酵させたもので、舌触りがなめらかで、酸味が少ない「おいしい」ヨーグルトです。しかも、消費者庁からトクホ(特定保健用食品)の許可を得ており、( 生きたビフィズス菌ワイドバクテリウムーラクティスBB-12)の働きにより腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保ちます」と表示されています。

一方、砂糖不使用・脂肪Oの場合、便通を良くすることを暗示したテレビCMが盛んに流されていますが、トクホではありません。アンケート調査などによって便通改善が認められていると主張していますが、消費者庁によって「お腹の調子を整える」という効果が認められているわけではないです。

善玉菌の代表であるビフィズスをふくみ、人の臨床試験で、排便回数や便性状の改善が認められたため、「お腹の調子を整える」トクホの許可を得ています。ただし、生乳以外に乳製品(クリームや脱脂粉乳、全粉乳など) を原料に使っているため、舌触りや味の点では、生乳のものよりも劣っています。



ゼリー
製品によって大きな違いがあります。それは、ゼラチンの使用の有無です。ゼリーといえば、ゼラチンが使われているのが一般認識だと思います。しかし、今のゼリーにはそれがふくまれていない製品がとても多いのです。代わりにゲル化剤の増粘多糖類を添加して、固めているのです。

ゼラチンは、動物の皮や軟骨などに多くふくまれるたんぱく質の一種のコラーゲンを分解したものです。一方、増粘多糖類は、樹本の分泌液、マメ科槓物の種子、海藻、細菌などから抽出した粘性のある多糖類で、ゼラチンとはまったく別物です。ゼラチンを使ったゼリーはしっかりしていて、味わいがありますが、増粘多糖類を使ったゼリーは味わいがありません。

また、たんぱく質を補給することにもなりません。(もちろんゼラチンにアレルギーを持つお子さんは注意しなければなりませんが)。増粘多糖類や酸味抖、香料のほか、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースと合成甘味料が3品目も使われています。

また、「ジューシーぶどうゼリー」のふたを開けると、強烈な香料が白昇を刺激してきます。明治の「果汁グミぶどう」と同じように、人工的で刺激性の強いにおいです。試しに口に入れてみると、接着剤のような化学物質の味がしました。どうひいき目に見ても、子どもの体には良くなさそうです。


和菓子・洋菓子
お茶やコーヒーと一緒に
和菓子も洋菓子もバラ売りが多く、表示を見るチャンスが少ないためか、添加物は使用されていないと思っている人が多いようです。
しかし、実際は添加物をたくさん使ったものも多い。
和菓子によく使われている不安な添加物は、なんといっても着色料です。
それも、数字のついた着色料「タール系色素」。

おまけに最近は、たくさん食べたときの健康の害がはっきりしない、つまり安全性が確認されていない新甘味料「トレハロース」が使われはじめました。
洋菓子では、不安度の高い安定剤やゲル化剤の「カラギーナン」。一括表示のため何が入っているかわからない乳化剤や増粘多糖類などが、よく使われています。

しかし、なかには添加物をまったく使っていない和菓子・洋菓子も、たくさん見かけます。原材料名の表示があれば、内容をよく確かめることが大切。もちろん、添加物が使われていないものを求めましょう。
さて、和菓子にはお茶。洋菓子にはコーヒー。この組み合わせはよく見かけるパターン。

これが実は、安全につながるとてもよい食べ方なのです。
添加物によって体の中に生まれる活性酸素の害を、茶の成分「カテキン」、コーヒーの成分「ポリフェノール」が消してくれるからです。

ケーキ
売れ残りケーキを利用していた「ペコちゃん」の不二家は、山崎製パンの傘下に入った。不二家が40年以上前から、あることをやっていたのを大株主になった山崎製パンはご存じだろうか。業界では有名なことなので知らないはずはないだろう。

40数年前、不二家の株主総会を仕切る大物総会屋がいた。その弟でタクシー運転手をやっている人が、私が子どもの頃、隣の家に住んでおり、その人の子どもとよく遊んでいたものだ。彼は、毎年、クリスマスイブが終わった25日の夜に、デコレーションケーキをいっぱい抱えて帰ってきた。そして我が家にも必ず、一個持ってきてくれた。その人は「売れ残ったケーキだけど兄貴の関係でくれるんだ」と言い、「数カ月前からクリスマスケーキは作って、冷凍倉庫に保管されている」と言ったのを鮮明に覚えている。

「へ-、そんなにケーキって、もつんだ」と、妙に感心したものだ。いくら冷凍倉庫で保管しても、防腐剤をふんだんに使わなければクリームを使ったケーキが、半年ももつわけがないのだが、子どもにわかるはずもなかった。
当時は数カ月前に作った商品を販売していたが、今のケーキはいったいいつ作られたものなのだろうか。賞味期限表示だけで製造日が表示されていないから、消費者にはわからない。

不二家が信用を取り戻すためには、全製品に製造日を明記することが一番必要ではないのか。
「わからない」ことが、消費者にとっては最も不安なのである。




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