食品を購入するときに、原材料の表示を見る人はどのくらいいるのでしょうか。 原材料の表示は、使われている原料の多い順に表示されています。

たとえば、「果糖液糖ブドウ糖」と書かれていた場合、 果糖が一番多く、次に液糖、最後にブドウ糖の順に入っていることを意味しています。

果糖ブドウ糖液糖は糖類の一種ですが、糖類には他にも、 ブドウ糖・果糖といった単糖類、 乳糖・ショ糖、グラニュー糖といった砂糖(二糖類)と呼ばれているものがあります。 これらは、お菓子やジュースだけでなく、レトルト食品やインスタント食品、缶詰といった加工食品にも使われています。 栄養ドリンクとかスポーツドリンクといった類の飲み物は、その名称からして体に優しく、いいものだと思われがちですが、 手に取って原材料をみてみてください。

ほとんどの飲み物の原材料表示のなかには、果糖ブドウ糖液糖などの糖類が載っています。 ミネラルやアミノ酸、各種のビタミンが入っている栄養ドリンクの原材料のトップに糖類がきているものはめずらしくありません。

口に入る多くの食品に糖類が使用されているわけですが、 たとえば、原材料表示のなかでよく目にする「果糖ブドウ糖液糖」は、 トウモロコシから作られるコーンシロップを化学的に変化させたもの(異性化)であり、 アメリカ産のトウモロコシには体にとってよくない遺伝子組み換えのものがあります。

遺伝子組み換えに関する表示においては、 成分が加工する過程で分解されているものに関しては表示の義務がありません

このため、コーンシロップを化学的に変化させて作る果糖ブドウ糖液糖において、 仮に遺伝子組み換えのトウモロコシがつかわれていたとしても表示の義務はないため、 どれほど使われているのかを消費者は知ることができません。

消費者は、知らず知らずのうちに、 過剰に糖類や遺伝子組み換え作物の摂取をしてしまっている可能性があるのです。

メタボやダイエットに取り組んでいる人だけでなく、 体の健康を考える人たちにとっては注意が必要です。

健康な生活は、体にとってよいものを取ることも大切ですが、 体にとってよくないものをとらない(未然に防ぐ)ことも大切なので、 原材料表示にはもっと関心をはらうようにしたい、と思います。