ブルーベリーは目に良いの?
ブルーベリー狩りに行ったときのこと。紫色に色づき日光に輝く粒を摘みながら口にもせっせと入れていたら、木々の間から同じ年配女性グループの賑やかな声。「これで老眼が直るかな」「白内障にはどうかしら」等々。そう、ブルーベリーというと「目によい」が通り相場ですが、ホントのところはどうなのでしょう。

「ブルーベリー」とはコケモモ属のベリー類の総称で、今では日本でもいくつかの種類が栽培されていますが、サプリメントに使用されるのは野生種のビルベリーのこと「視力回復に効果的」といわれているアントシアニン(色素成分)の量が多いからだそうですが、いずれにしろそのとき口にしたものとは種類が違うのでした。

そのビルベリー、イタリアやフランスでは医薬品として認められていると聞きますが、アメリカではサプリメントとして流通しています。
なおアントシアニンは、ポリフェノールの一種。しかしビルベリーのそれは、ぶどうやプルーンなどとは種類が違い、しかも十数種あるとか。

ところでものが見えるということは、目の網膜に含まれるロドプシン(色素タンパク。視紅ともいう)が光刺激によって次々に分解と合成を繰り返すためですが、アントシアニンは、そのロドプシンの再合成を促す作用があるので、疲れ目を改善し、視力を向上させることになるのだとか。

気になる検証結果はどうか、サプリ会社5社に聞いてみました。すると「伝承的にいわれてきたものなので、データといったものはない」という会社があるかと思うと、「データはいろいろあり、当社は有効性ありと考えている」。あるいは「実証試験はいろいろやっているが、公表できるレベルではない。が、当社のビルベリーエキスは発酵させたものなので効果が長く続く」。

また「ある眼科専門医の治験データで効果が立証されているので」という会社もありました。この会社がいう治験データとは、『ブルーベリーは本当に目に効く!』(葉山隆一著)が出典とのこと。早速に目を通すと、「ビルベリーのサプリメントを3ヶ月服用させた。対象は30から100人。結果、改善率は近眼、70%。眼精疲労、遠視、老眼、黄斑変性症は100%・効果の判定は視力検査や瞳孔測定法」だとか。ただ体験談的な要素が強く、特定のサプリを使っていることも気がかりでしたが。