糖質ゼロの発泡酒
発泡酒は元来、ビールのコピーですが、最近はかなりおいしくなった気がします。
そんな中でひときわ目につくのが、「糖質ゼロ」をウリにしている発泡酒。何となく体によさそうで、カロリーも低そうですが、本当のところはどうなのでしょう。売れ行き好調という大手ビールメーカーのAとKを例にとって紹介します。

まず「糖質」とは何かですが、炭水化物の中でエネルギーになるものを糖質、ならないものを繊維(食物繊維が主)として区別しています。したがって「糖質ゼロ」とは、エネルギーになるような炭水化物はゼロということ。

しかしこれとて「ノンシュガー」や「カロリーオフ」同様、栄養表示基準の強調表示での決まりがあり、「100ml当たり糖質が0.5g未満であればゼロと書いても可」と。つまりまったくのゼロではありませんが、まあ、ゼロです。しかし問題は、糖質はゼロでもカロリーゼロではないということ。理由は、タンパク質もエネルギーになるし、アルコールもエネルギーになるからです。

ちなみに、タンパク質や炭水化物のカロリーは約4kcal/gで、アルコールのカロリーは約7kcal/gとされています。そんなわけでこの2品の栄養成分表示を見ると、「Aは6kcal、Kは4kcal(いずれも100ml当たりこと書いてある。

これは、普通のビールや発泡酒に比べると、Aは5・5割。Kは4.5割といったところ。ということで、平均すると半分くらい。カロリーはかなり低いことがわかります。Kのほうは、「カロリーオフ」とも書いてある。

それはそれとして、ここで注目してほしいのがアルコール度です。Aは「4%」、Kは「3%」。ということは、普通のビールや発泡酒(5%が多い)より低いので、飲ん兵衛さん達、「『糖質ゼロだとなかなか酔わない。もう1缶……」となってしまうかも。そうなると経済的にもロスですし、せっかくの「カロリー半分」の意味もなくなってしまいます。実は、アルコール度が低いのに気づかずに飲んでいて、「何かおかしい!」と思って表示をよくよく見てわかった次第。

何が言いたいかというと、「糖質ゼロ」のおいしい文言に惑わされず、アルコール度もしっかり確認しましょう!ということです

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